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気管支喘息とは

定義

 臨床的に笛声喘鳴(ヒューヒュー)を伴う呼吸困難が発作性に起こり、発生した呼吸困難は自然に、または治療、この様な反復する疾患と定義されています。  特徴は、いったん発作が起こると「ゼイゼイ、ヒューヒュー」もしくは「コンコン」というような呼吸音が続き苦しくなる反面、発作がおさまってしまうと外見は健康な子供と変わりなくなる点です。

特徴

  • アレルギー反応が、喘息発作を起こす要因となっています。
  • 喘息の方は、一般の人に比べ、気管が過敏な状態、反応性が亢進した状態にあります。 一度喘息発作を経験した人の気管は、「過敏な気管支」と言えます。 ですから、アレルゲンだけでなく、普通影響の少ないタバコの煙など発作の引き金となります。 
  • 過敏な気管支の状態は、発作が治っても数年(最低3年)は続くので注意が必要です。

病因・発症のメカニズム

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症状

3大症状

  1. 咳(ゴホゴホ、コンコンという咳が最初に起こります)
  2. 喘鳴(次第にゼーぜー、ヒョウヒョウと言う喘鳴が出現します。)
  3. 呼吸困難(呼吸が苦しくなり、痰を多くなり、より呼吸が困難になります。)      

強い呼吸困難症状(気を付けなければならない発作時の症状)

  1. 陥没呼吸;息を吸う時、のどの下(鎖骨の根元)がひっこむ。  
  2. 肩呼吸;肩を上下に動かしながら大きく息をする。
  3. 鼻翼呼吸;小鼻がピクピク動いていないか。
  4. 起座呼吸;苦しくて横になれず、座ったままでしか呼吸できない。
  5. 呼気延長;息を吸う時間よりも、吐く時間の方が長い。
  6. 発汗;あぶら汗をかく。
  7. チアノーゼ;顔、口唇、爪の色が悪くないか。
  8. 奇脈;息を吸う時に脈が弱くなる。
  9. 意識障害;苦しくて騒ぎ出したり、暴れ出したりして意識が混濁し、さらに意識が無くなる事があります。痛みの刺激に反応しなくなったりします。
  10. 呼吸音(喘鳴)減弱;発作が強くなると、気管支がだんだん狭くなり空気の出入りが出くな呼吸運動低下ります。そのため肺に空気がたまり呼吸しようとしても胸が動かず、呼吸音や喘鳴が弱くて聞こえなくなります。      

検査

アレルギー疾患特有の検査

  1. 総IgE`値
    • アレルギーの時に中心的に働く免疫グロブリンの値を調べます。 アレルギー体質の強さの目安になります。すなわち値が高いとアレルギー状態が強いと推定できます。
  2. 特異IgE抗体(RAST)
    • ダニや卵等に特別のIgE抗体を持っているか(ダニや卵等の個々の反応)を調べる検査。 アレルゲンが何であるかを判定出来ます。判定は0から6段階に分かれだいたいスコアー 2以上あれば反応があると判断して良い。
  3. 皮膚テスト
    • スクラッチテスト、皮内テスト等があります。 皮膚の反応でアレルゲンが何であるかを判定出来ます。 スクラッチテストはスクリーニング、皮内は確認の意味で用います。
  4. 抹消血好酸球
    • アレルギー疾患で多くの場合増えています。鼻汁好酸球が陽性の人は、アレルギー性鼻炎であると判断されます。

一般的な検査

  1. 呼吸機能検査
    • 喘息の重症度や発作の重さをみるのに呼吸機能検査を行います。
    1. フローボリュウムカーブ 息を吐く時のスピードと量を測定するもので、重症な人ほど下に凸なカーブを示します。 
    2. ピークフロー 毎日の呼吸機能を測定し自分の喘息の状態を普段から把握するてめに使用します。
  2. パルスオキシメーター 
    • 指にセンサーを付けると血液中の酸素の溶けている量(酸素飽和度)SPO2が測定でき、 呼吸状態がわかります。苦痛がなく、乳幼児でも検査できます。数値が低い場合が、呼吸状態が悪いと判断します。
  3. レントゲン検査
    • 胸を取り巻く肋骨の状態から肺野の状態を見る事が出来、肺野の炎症状態、空気の含まれる状態まで解り、長い経過の喘息に欠かせぬ検査です。

喘息発症の因子

原因因子室内アレルゲン
・室内塵ダニ
・カビ
・ペット体垢、毛
室内アレルゲン
・スギ・ヒノキ花粉(春)
・カモガヤ、ハルガヤ(夏)
・ブタクサ、ヨモギ(秋)
寄与因子・喫煙(受動喫煙、能動喫煙)
・室内・屋外における大気汚染
・室内の化学物質

原因因子(アレルゲン)

  1. ハウスダスト・ダニ
    • 喘息児の90%は、ホコリの中にいるダニ抗原にたいしてアレルギーを持っています。 ダニアレルギーの増加した要因は、アルミサッシを用いため密閉性が良く、湿気がたまりややすい住環境の変化によります。 ダニのすみかは以下の通りです。  
      • 気温が20~30度、湿度60%以上
      • 畳よりジュータンに多い
    • 布団、ぬいぐるみ、布製ソファーなど
      • 密閉式のアルミサッシを用いた家    ・ホコリのある場所全域
  2. カビ     
    • カビはダニの餌となると共に、空気中に舞い散ったカビの胞子が気管支喘息・アレルギ ー性鼻炎の誘発因子になります。
    • ダニ同様湿度の高い所に多く、浴室・台所・洗面所等、エアコン、加湿器にも繁殖します。
  3. ペット
    • 喘息児では、イヌ・ネコ・小鳥が三大アレルゲンです。
    • ペットの毛,食べ散らかすカス等がダニの餌となります。   現在飼っている人は、ペットを週に2回入浴させます。出来れば外で飼うが良いです。
  4. 花粉
    • 特に有名なスギ花粉は、花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)を起こす事が多いですが、 時に喘息症状を起こす事もあります。
    • スギ花粉に限らず、ブタクサ,カモガヤなどがあります。
  5. 食物
    • 食物アレルギーは、近年増加していて、皮膚にでるアトピー性皮膚炎の増悪因子となっています。  

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Last-modified: 2016-11-06 (日) 10:03:16 (740d)